魔女の大釜(
ver.1 /
ver.2)キャラチップや、
改変暖炉マップチップを使う際に知っておくと役立つかもしれない、豆知識です。
「典型的な魔女」といったらどんなイメージを思い浮かべますか?
大きなかぎ鼻のおばあさんで、大きな鍋で薬を煎じてて、ほうきに乗って空を飛ぶ……といった感じでしょうか。
なぜ魔女と薬を煎じている大きな鍋はなぜセットで描かれるかというと、中世ヨーロッパの魔女狩りで「魔女」として弾圧された人々の中に、「ワイズウーマン」と呼ばれる人々がいたことが関係しています。
彼女たちは現代でいう薬師、助産師と呼べる人たちで、薬草やハーブの知識をもって、人々を癒していました。
当時の知識のない人々からすると、妖術・魔法のように思えたのでしょう。
彼女たちの存在が、「魔女」と「薬を煎じている大きな鍋」を結びつけました。
薬を煎じる魔女は、ゲーテの戯曲『ファウスト』にも登場します。
魔女の作った薬で、主人公ファウストは若返るのです。
このシーンで登場するのが「魔女の厨(くりや)」、すなわち魔女の厨房(台所)です。
「魔女の厨」でググるとゲーテのファウストしか出てきません。
下調べには苦労しました。