デトロイトメタルシティじゃないよ。
デビルメイクライだよ。
各キャラの名前の由来を調べてみた。
【ダンテ】
『神曲』の作者であるイタリアの詩人ダンテ・アリギエーリに由来。
「ダンテ」は「永続する」を意味する「ドゥランテ」の指小辞形。
【バージル】
『神曲』の登場人物ウェルギリウスに由来。
ダンテが尊敬するラテン語詩人だったらしい。
ちなみに、4では「そして残るは沈黙のみ」というダンテのセリフが出てくる。
これはシェイクスピアの『ハムレット』のセリフ。
その『ハムレット』にはウェルギリウスの詩が元になっている部分がある。
その詩の内容はズバリ、『少女革命ウテナ』の決闘曲『幻橙蝶蛾十六世紀』だったりする。
……という、しょうもないトリビア。
【トリッシュ】
『神曲』の登場人物ベアトリーチェ(祝福する人、という意味らしい)に由来。
ダンテの初恋の人がモデル。
公式のコラムによると、「ベアトリーチェだと長いので省略した」とのこと。
【ルシア】
『神曲』の登場人物・聖ルチアに由来。
目の守護聖人らしい。
【アリウス】
アレクサンドリアの司祭アリウスに由来。
【レディ(メアリ)】
メアリは聖母マリア(『神曲』の天国編にも登場する)。
ちなみに聖母マリアのことを「Our Lady(我らの貴婦人)」と呼ぶこともあるらしい。
【アーカム】
クトゥルフ神話に登場する地名。
あるいは某アメコミに出てくる精神病院の名前。
ちなみに初期設定では「ハイネ」だったが、英語のスラングで「お尻」という意味らしいので変更されたらしい。
【ジェスター】
「宮廷道化師」という意味。
ちなみに初期設定では「ジョーカー」だったが、某アメコミのヴィランとかぶるので変更されたらしい。
【パティ】
「パトリシア」、「マーサ」、「マティルダ」の愛称。
ちなみに「マティルダ」は『神曲』に登場している。
【モリソン】
完全な推測だが、もしかしたら森鴎外かもしれない。
ちなみに『神曲』の邦題を付けた人だったりする(ただし『神曲』そのものの翻訳はしていない)。
【ネロ】
『神曲』に登場する「黒き天使(ネロ・アンジェロ)」と暴君ネロに由来。
イタリア語で「黒」という意味。
【キリエ】
ギリシャ語で「主よ」という意味。
【クレド】
ラテン語で「我は信じる」という意味。
【グロリア】
ラテン語で「栄光」という意味。
【アグナス】
ミサ曲「アニュス・デイ(神の子羊)」に由来。
【サンクトゥス】
ラテン語で「聖なるかな」という意味。
【V】
あのキャラのイニシャル。
ちなみにVが挑発でエアバイオリンを披露するが、その時かかってるBGMはパガニーニの曲。
パガニーニはあまりの超絶技巧っぷりに「悪魔に魂を売った」という噂が立ったバイオリニスト。
【ユリゼン】
「お前の理由 (Your Reason)」のもじりで、ウィリアム・ブレイクが創作した名前。
ちなみにウィリアム・ブレイクはダンテ・アリギエーリに傾倒していたらしい。
【スパーダ】
イタリア語で「剣(Spada)」を意味するが、英語の発音に配慮して「Sparda」表記になっている。
【エヴァ】
旧約聖書における最初の女性イヴに由来。
マティエとニコは分かんなかった(´・ω・`)
ごめんね(´・ω・`)
【おまけの予想(妄想とも言う)】
『神曲』や『ファウスト』を読んだりして「この名前、今後デビルメイクライに出てくるんだろうか」と勝手に予想した名前を挙げてみる。
二次創作の参考にしてOK d(`・ω・´)
【フランチェスカ】
『神曲』の地獄篇に登場する女性。不倫の果てに殺された。
【マラコーダ】
『神曲』の地獄篇に登場する悪魔マレブランケのリーダー。
【バーナード】
聖ベルナルドゥス。
『神曲』の天国篇で、ウェルギリウス、ベアトリーチェに続いて三人目の案内人となる。
【ビアンカ】
イタリア語で「白」。
「黒(ネロ)」がいるなら「白(ビアンカ)」がいてもいいじゃない。
【ローザ】
イタリア語で「バラ」。
『神曲』の天国篇のラストに出てくる「白い薔薇」。
ちなみにTwitterで「ダンテに娘が生まれるなら、どんな名前がいい?」というアンケートを行ったところ、ダントツでこれが選ばれていた。
【グレチェン】
『ファウスト』の登場人物グレートヒェンの英語読み。
新作出るんだろうか(´・ω・`)